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『2月のために
 〜マリア・ベターニアとマンゲイラ〜』

音楽ドキュメンタリー

2月の街は祝祭の舞台となる──リオのカーニヴァル、バイーアの祈り

2月の街は祝祭の舞台となる──リオのカーニヴァル、バイーアの祈り

2016年、名門エスコーラ・ヂ・サンバのマンゲイラは歌姫マリア・ベターニアをテーマに掲げ、勝利を手にした。映画は、ベターニアやカエターノの語りで、リオとバイーアを往還しながら、リオのサンバ・カーニヴァルと、バイーアのアフロブラジル信仰に基づく祭りの世界が交差する。ベターニアの芸術性が培われた故郷への愛とマンゲイラへの敬意が溢れたドキュメンタリー。

スタッフ

監督: マルシオ・デベリアン
脚本: ヂアナ・ヴァスコンセロス, マルシオ・デベリアン
プロデューサー: ダニエル・ノゲイラ, マルシオ・デベリアン
製作会社: デデ・プロドゥソンイス
共同製作会社: グローボ・フィルミス, グローボ・ニュース, カナル・ブラジル
撮影: ミゲル・ヴァシー, ペドロ・フォン・クリューガー
音響: ダニルソン・カンポス
編集: ヂアナ・ヴァスコンセロス, ABC

出演

マリア・ベターニア, カエターノ・ヴェローゾ, マベル・ヴェローゾ, シコ・ブアルキ, レアンドロ・ヴィエイラ, パイ・ポチ, スケル・ジョルジア, ルイス・アントニオ・シマス, パイ・ジルソン, ジュリア・バスバウン, ニーナ・バスバウン

監督

マルシオ・デベリアン
マルシオ・デベリアン

映画監督。代表作の『2月のために 〜マリア・ベターニアとマンゲイラ〜(原題:Fevereiros)』(2017)は、マリア・ベターニアに捧げられたマンゲイラの勝利のカーニヴァルを起点に、リオとバイーアの宗教文化を交差させる。30以上の国際映画祭に出品され、2019年にはブラジル国内で最も観客を集めたドキュメンタリーとなった。

2014年には、クレオニセ・ベラルディネッリとマリア・ベターニアによる朗読を通じてフェルナンド・ペソアの肖像を浮かび上がらせた『(O Vento Lá Fora)』を監督。『ブラジル音楽ほど素敵な歌詞はない ~魔法じかけの言葉(原題:Palavra (En)cantada, 2009)』(「ブラジル映画祭2010」で上映、2014年に日本国内DVD化)では企画・脚本・共同プロデュースを担い、ブラジルにおける詩と音楽の関係を探究した。

マルチーニョ・ダ・ヴィラ、ベッチ・カルヴァーリョ、マリーナ・リマ、エリゼッチ・カルドーゾら音楽家に捧げた展覧会のキュレーションも行い、2013年から2017年には異なるジャンルのアーティストを結びつける舞台シリーズ「Palavras Cruzadas」を企画・演出した。

シスジェンダーのゲイであり、PUC-Rio(リオデジャネイロ・カトリック大学)で経済学を専攻し、CAL(Casa das Artes de Laranjeiras)で演劇を学んだ経歴を持つ。作品や活動は公式サイト www.marciodebellian.com にまとめられている。

作品の受賞歴

In-Edit Brasil (2018)
最優秀ブラジル映画賞

ウルグアイ国際映画祭(2018)
イベロアメリカコンペティション部門 審査員特別賞

MUVI国際音楽映画祭(2019)
審査員特別賞
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