cinebrasil+ / ブラジル映画祭+とは

「+」は、「多様性・出会い・交差・融合・対話・変化」を象徴します。

ブラジル映画が世界にもたらす声・視点・物語の織り合わせを意味し、文化の豊かさを表現したシンボルです。

上映作品の一つ一つが、新しい発見・心を開く対話・共有される感動を生み出します。

 

「ブラジル映画をもっと日本で観たい! 観る機会を作りたい!」 

その想いから、私たちは「ブラジル映画祭+(プラス)|欧文表記 cinebrasil+ (plus)」を始めます。

ブラジル映画を通じて新たな出会いや、気づき、感動が生まれるような、そんな映画祭をみなさんと一緒につくりたいと願っています。

 

「ブラジル映画祭+」は、オフライン(劇場)でもオンラインでも開催するハイブリッド型の映画祭です。

初回となる「ブラジル映画祭+」は、劇場とオンライン開催ともに2026年1月に開催します。劇場開催の場所は、ヒューマントラストシネマ渋谷です。オンライン上映は配信プラットフォーム「Lumière」で行います。ブラジルの多様性を映し出し、観客の心に響くような7作品を上映します。

 

劇場では同じ空間を共有し、大スクリーンと音響で映画の世界に没入し、スクリーンから伝わる熱気を分かち合うことができ、オンラインでは日本全国どこからでも映画祭にアクセスし、この機会しか観ることができないブラジル映画を観ることができます。

上作品の選定

“ブラジルの多様性を映し出す”

“人に感動をもたらす”

 “社会を変える”

そんなパワーのある映画を厳選します。

s.e.a.とは

「ブラジル映画祭+」を運営する団体は「s.e.a.」(読み方は、シー)といいます。

 

「s.e.a.」は「ser um eterno aprendiz(永遠に学ぶもの)」から来ています。ブラジルの歌の歌詞(ゴンザギーニャの歌)に由来しています。新しい知識や経験を受け入れながら常に成長し続ける ― それが私たちの姿勢です。新しいもの、異なるものに対してオープンであることで、人も社会も豊かに変わっていくと信じています。

 

数年前、私たちは、定額配信(サブスクリプション)が普及した現在でも日本でブラジル映画に触れる機会がいまだに限られている現状を踏まえ、上映の場を自らつくれないかと話し合いを重ねてきました。これまでの経験を礎に、新しい形の映画祭、「場所と時間を問わずに観ることも、劇場の一体感の中で観ることも、どちらも叶える映画祭」の立ち上げに向けて動き出し、今年、任意団体「s.e.a.」を設立しました。

2005年から2015年にかけて続いた「ブラジル映画祭(Festival Cinema Brasil)」の運営を通して得た、多くの経験と学びに心から感謝しながら、ブラジル映画の魅力を日本でもっと広く知ってもらうための新たな挑戦です。

 

映画を愛するアドバイザーとの出会いがあり、テアトルシネマグループにご賛同いただいたことで、劇場での開催が実現可能となりました。また、オンライン配信プラットフォーム「Lumière」の技術によって、日本全国にブラジル映画を届ける環境が整いました。加えて、字幕翻訳やビジュアル制作、広報の面でも多くの方々からご協力の申し出をいただいています。

メッセージ

▶︎映画には世界を変える力がある。
「遠いもの」を「すぐそば」に。
「他者」を「私たち」に。

 映画は共感を生み、想像力を育み、多様性を祝します。
 分断の壁が立ちはだかる世界だからこそ、出会いを選び、
 孤独が深まる時代だからこそ、対話を選び、
 忘れないために、映画という生きた記憶を選びます。

 「ブラジル映画祭+」は、ひとつの文化イベントにとどまりません。
 それは、社会を変える力を紡ぐ試みであり、
 ブラジルと日本をつなぐ架け橋であり、
 芸術の力を通じて未来を切り開く共創の場です。

 「ブラジル映画祭+」は、私たちだけでは完成しません。文化は、誰かと共有されることで生き続けます。この一歩を共に踏み出してくださることが、何よりの力になります。応援があって初めて動き出し、輝きを放ちます。どうか一緒に「+」をつくってください。